認知症って、生活習慣病⁉︎

年齢を重ねていった先に感じる不安の代表といえば
かつては、歩けなくなること、“寝たきり”でした。
そして今、多くのシニアが避けたいと思っているのは
わからなくなる事、つまりは“認知症”ではないでしょうか?

不安を軽減する方法として「知る」事があります。
認知症になるとどうなるか?
なぜ認知症になるのか?
予防法はあるのか?
認知症になってしまったら、治療法はあるのか?

実は、
“アミロイドβ”というたん白質の一種が脳内に蓄積することが
アルツハイマー型認知症発症の原因であると
近年の研究で知られてきました。。

このタンパク質(アミロイドβ)、
およそ20〜30年かけて脳内に蓄積し
やがて発症(診断)に至るという事で・・

例えば、ウチの母は
70代で認知症の診断を受けたので
(それ以前から本人も家族も違和感はあったのですが・・・)
40代にはじわじわ蓄積が始まっていたんですね・・・コワっ!

そうと知ったら
私自身が、対策を真剣に考えなきゃいけないお年頃になっているじゃないですかッ💦

という事で、
今回は、
「認知症回避(だけじゃない)に役立つ事」を
皆さんとシェアしていきたいと思います。

そもそも、なぜアミロイドβは発生するのか?
それは
「脳を守るため~」

脳は
①炎症
②栄養不足
③毒素
という3つのリスクにさらされると
それらへの防御反応としてアミロイドβを集積させ脳を守ろうとするということがわかってきました。

しかし、それらリスクが長引くと
過度に集積されたアミロイドβが
脳を守るどころか、脳神経を破壊するという結果になってしまうのです。

また、アミロイドβは
起きて活動している時に増え
睡眠中に排出されやすいということもわかってきています。

つまり
普段から脳へのリスクのある行動を回避し
排出しやすい環境を整える事が
アルツハイマー型認知症の予防につながるのです。

“脳へのリスク”、どんなことを思い浮かべますか?

アルツハイマー型認知症の誘因と考えられることは多岐にわたります。
たとえば・・・
・肥満
・高血糖
・ストレス
・睡眠不足
・運動不足
・喫煙
・口腔ケア不足
・AGE(終末糖化産物)摂取  その他イロイロ・・・

 ⇧ こういう事が続くとどうなるかって
認知症で無くても聞いたことありますよね?

そう、生活習慣病

生活習慣病とは…
生活習慣病は、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」のことを指しており、例えば以下のような疾患が含まれるとされています。
食 習 慣: インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高尿酸血症、循環器病(先天性のものを除く)、大腸がん(家族性のものを除く)、歯周病等
運動習慣: インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高血圧症等
喫  煙: 肺扁平上皮がん、循環器病(先天性のものを除く)、慢性気管支炎、肺気腫、歯周病等
飲  酒: アルコール性肝疾患等  
 (厚生労働省 “スマート・ライフ・プロジェクト”より)

カラダに良くないことって
脳にも良くない
当たり前といえば当たり前な話。

いずれ、認知症も生活習慣病の1つに数えられるようになるのかもしれませんね。

さて、
では、先出の「誘因」を遠ざけるためにはどうしたらいいのかといえば
・食習慣の改善
・運動習慣の改善
・睡眠習慣の改善
・禁煙
・正しい口腔ケア・・・

一度にやろうとしたら
結構ハードル高いですよね。
習慣を変えるのって
勇気がいると思います。

それでも、ここまでお付き合いいただいたあなたは
多分、何かしらの不安を抱えつつ
ここからの脱却、変化、解消・・・
そんは気持ちをお持ちなんですよね。

大丈夫、変われますよ。

「認知症予防のため!」と意気込んだ方が
テンション上がる人はそのように
「あまり頑張るのはちょとねぇ〜」という人は
認知症予防にこだわらず、健康的で素敵な私❣️を目指す位の気持ちで
始めてみましょう。

まずは運動習慣から見直そう!と決めたら
・通勤時、あえて歩く時間を作る
・ペットとのお散歩時間を増やす
・家事トレをする
・階段を使う
・決まったタイミングで散歩する、など

食習慣なら始めやすいかもと思ったら
・食事の最初に野菜をたっぷり食べる
・間食を止める
・夕食は炭水化物を抜く
・たべたものを全て記録する、など

寝不足の自覚がある人は
(自覚はなくても夜更かしは睡眠の質を落としているかも⁉︎)
・早寝早起き
・寝具の見直し
・寝る前に1時間はpc、スマホを見ない
・寝室の環境を整える、などなど

必ずしも上の例にこだわらなくてもいいですよ。

あなたの生活に取り入れられそうなチャレンジを
具体的に1つ決めてみましょう。
1つだけですよ
あれもこれも欲張ると長続きしません。

先ずは1つ
先ずは1歩、
動き出せば
不安より、期待が見えてくるものです。

意識せずにできる様になったら良い習慣が身についたということ。
新たなチャレンジを加えるタイミングです。

誰かに褒めてもらうためではなく
「今」自分が心地よく
「今」自分が幸せを感じられるように
ココロとカラダを整えてると
自ずと不安は遠ざかっていきます。

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